アベノミクスの亡霊にこの国の資産は食い潰される
金子勝の「天下の逆襲」
【転載開始】
■アベノミクスの亡霊にこの国の資産は
食い潰される
「安倍・黒田勘定」で清算を
公開日:2022/11/02
岸田政権、そして日銀は歴史的敗北に
向かっている。
ゼロ金利を続ける金融政策は旧日本軍の
「インパール作戦」そのものだ。
岸田首相、黒田日銀総裁、財務省の
神田財務官。
3者の頭にあるのは目先の円安阻止だけ
だ。
足元で繰り返される円買い・ドル売り
の為替介入は、ゼロ金利維持に固執する
黒田の体面を保つため。
単独介入でも相場をコントロールできる
とアピールしたいのだろうが、
あす(米国時間2日)まで開かれる
FOMC(米連邦公開市場委員会)では、
4会合連続で0.75%の利上げを決定する
見通し。
0.5%にとどまるにせよ、年内に日米
金利差は4%台に拡大し、日本の貿易赤字
はさらに積み上がる。
政府・日銀はまるでドンキホーテ。
国の借金はすでに1200兆円を突破して
いる。
年間20兆円超の貿易赤字を垂れ流す中、
無謀な介入を続ければ、外貨準備は
みるみる減っていく。
アベノミクスの亡霊がこの国の資産を
食い潰すことになるだろう。
そうでなくても、岸田の経済政策は
間違いだらけだ。
後期高齢者の保険料負担を増大させる
一方で、資源高でボロ儲けしている
石油元売りへの補助金を延長し、
原発再稼働をもくろむ電力会社をも
補助金で支えようとしている。
国家の倒産を防ぐ経済政策、あるいは
倒産した国を立て直す経済政策を考える
時が来ている。
当面の課題は金融政策の柔軟性を回復
することだ。
「安倍・黒田勘定」とでも呼ぶべき
特別勘定をつくり、借り換えができなく
なった国債を封じ込めるしかない。
大企業などに対する課税を強化し、
新たな財政赤字を出さない国家運営への
シフトが必須だ。
トリプル安に見舞われた英国の
スナク新首相が、財政支出削減や金融
引き締めへとカジを切ったのと同じ理屈
である。
日本の産業は衰退著しいだけでなく、
寡占化も深刻だ。
電力もガスも鉄道もロシアのオリガルヒ
(新興財閥)のような一部資本に独占
され、プーチン型経済にはまり込んで
いる。
産業の立て直しには、電力オリガルヒの
解体が最重要課題だ。
再生可能エネルギーへの転換、蓄電池
などの活用。
貿易赤字を減らすためにエネルギーと
食料の自給率を高め、地域分散型の経済
を展開しなければならない。
再分配を強め、教育研究への投資を軸に
イノベーションを活発にし、雇用創出を
実現している北欧に多くのヒントがある。
アベノミクスの亜種でしかない岸田の
「新しい資本主義」ではこの国が生き
残れないのは確かだ。
【転載終了】
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日本の衰退は、前記事にも書いたよ
うに、白物家電の販売数の減少にも
顕著に顕われています。
日本の技術は変わらないが、後発国
の技術進歩が著しいのでしょう。
加えて、価格差でしょうね。
日本の製品は、労働者の賃金が上がら
ない割には価格が高すぎるからでしょ
う。
なぜ高いのか?
企業が内部留保にしてるからでは?
海外なら経営は株主から解任動議が
提案されます。
それがないのは、企業同士の持ち株
システムだからでしょうね。
※因みに、過去に一件だけ外人株主
から解任動議が出され、社長が解任
された事例がありますが。
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