あなたの会社の給与は・・・8割以上の企業が「賃上げを実施予定」
人生100年時代の歩き方
【転載開始】
■あなたの会社の給与は・・・8割以上の企業が
「賃上げを実施予定」 上がる業種はどれだ?
公開日:2022/11/04
賃上げが大きなテーマになってきた。
物価上昇に歯止めがかからず、食料品から
日用品、衣料、家電などの値上げは続いて
いる。
一方、サラリーマンの給与は頭打ち・・・と
いうのがこれまでの流れだったが、
ここへきて「賃上げムード」が漂ってきた。
◇ ◇ ◇
給与は上がるのか。サラリーマンにとって
大問題だ。
「ウチのカミさんから毎日のように文句
を言われています。物価はどんどん上がっ
ているのに給与は全く上がらない。いった
いアナタの会社はどうなっているの?
大丈夫なの、円安倒産とか心配になるわ
よ」
外食産業に勤めるAさん(50代)。
夕食を食べながら、カミさんの愚痴を聞く
のが日課のようになっている。
大学生の子供が2人いるから生活は楽じゃ
ない。
そんなAさんにとって、ちょっと心強い
調査結果が出た。
東京商工リサーチの調査によると、
2023年度に「賃上げ実施予定」の企業は
81.6%。
昨年の82.5%よりは低いもののコロナ禍の
真っただ中だった20年の57.5%に比べれば
グッと増えている。
「これだけ物価が上がっているのです。
給与が現状維持では実質的なマイナスにな
ります。まして給与が減るなんてもっての
ほか。その会社の経営陣は無能といわれて
も仕方ないでしょう。すぐにでも社長は
交代を決断するべきです」
(経済評論家の倉多慎之助氏)
■メーカーや建設業は期待大
東京商工リサーチの調査だと、企業数が
1000社あれば816社が賃上げを実施する。
いったいどんな会社が上がるのか。
最も上がる確率が高いのは製造業だ。
電機や機械、自動車などのメーカーに勤め
る人は期待大ということになる。
「88%以上の製造業が賃上げを実施する
としています。社員にとって、物価高に対応
するための賃上げは切実ですからね。会社側
からすると、給与を上げないと従業員を確保
できないという理由もあります。さまざまな
企業で給与の上昇が始まるので、より高い
給与の会社への転職が活発になります。ただ、
中小企業にとっては人材確保と賃上げのはざ
まに立ち、悩ましい問題を抱えることになる
かもしれません」
(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)
製造業の次に給与アップが望めそうなのは
建設業だ。
83%が賃上げ実施を予定している。
卸売業も80%だった。
「日本は20年以上にわたってデフレが続き、
平均給与はほぼ横ばいでした。資本主義は
経済成長が前提なのでインフレが基本です。
欧米諸国と賃金面で差が開いた原因はそこに
あります。現在は韓国に平均給与で抜かれ、
アジアトップではありません。物価上昇のい
まは、賃上げのチャンスでもあります。企業
経営者は苦しいかもしれません。でも、ガマ
ンしてでも給与を上げる必要があります」
(倉多慎之助氏)
■20年間の平均給与伸び率は韓国40%、
日本3%
平均給与の推移(C)日刊ゲンダイ
20年前の2001年。経済協力開発機構
(OECD)の統計によれば、米国の平均給与
は5万7940ドル
(約840万円、1ドル=145円換算)で、
日本は3万8428ドル(約557万円)だった。
20年後の21年はどうだったか。
米国は7万4738ドルと29%伸びたが、
日本は3万9711ドルで伸び率はわずか3%。
給与格差はますます広がったのだ。
この間、韓国は3万528ドルから、
4万2747ドルと40%も上昇し、金額その
ものも日本を超えた。
“安いニッポン”はビッグマック指数にも
表れている。
英「エコノミスト」誌の調査だ。
米国を基準にして、他国のビッグマックが
どのぐらい高いか、安いかを算出した指数。
最も高いのはスイスで、米国より30%ほど
割高となっている。
日本は? これが信じ難い順位。
何と41位で、中国(31位)や韓国(32位)、
メキシコ(35位)、ベトナム(40位)
より下位なのだ(22年7月調査)。
仮に米国と同程度の値段設定にすると、
ビッグマックは710円(調査時点での実際
の価格は390円、現在は410円)になる。
ただし、この金額は1ドル=137.87円換算
なので、1ドル=150円で再計算すると、
結果は773円あまり。
欧米からの訪日客が「日本は安い」と感じる
わけだ。
■ツラいのは金融・保険業? 小売業は厳しい
ビッグマック指数(日本は41位)
/(C)日刊ゲンダイ
安いニッポンから脱出するには賃上げは
不可欠ながら、23年度の給与アップは
期待薄・・・の会社もある。
東京商工リサーチの調査で、
「賃上げを実施せず」の回答が最も多かった
のは金融・保険業の48%。
ほぼ2社に1社が賃上げなしになりそうだ。
「急速な円安がネックになっているので
しょう。為替が安定しないので給与アップ
の判断が遅れているのだと思います。
最終的には賃上げに踏み切る可能性は高い。
ただ調査時点では保留ということです。
不動産業も41%が『実施なし』ですが、
金融・保険業と同じで保留だと思って大丈夫
です」(友田信男氏)
厳しいのは31%が「実施なし」の農・林・
漁・鉱業、同じく25%の小売業だ。
「小売りや外食などは特に企業差が激しい
と思います。利益率が改善しているところは
給与アップを期待できますが、客足が戻らず
利益率が悪化したままだと賃上げは難しいで
しょう」(友田信男氏)
転職市場は活況のようだ。
賃金が低迷したままのサラリーマンは
さまざまな道を検討したほうがいいかもしれ
ない。
【転載終了】
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大手の東京本社だけが上がっても
意味はないですね。
中小の賃上げが日本経済の肝だと
思うんですよね。
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